「性依存症って辛いの?」セックス中毒wと笑う人もいるから当事者の心境を語るよ

(最終更新日:2017年8月21日)

ども!サトセヒかルです!

当ブログ「さとひかるた」のお問い合わせより、僕と同じゲイの方からこんな悩みのメールが届きました。

3年片思いしていた人がいたのですが、
性依存のようでたくさんの人と寂しさを感じた時に
関係を持っているようでした。

私自身は恋愛依存なのですが、
性依存の人の心境が少し理解できるようでできないのです
私自身も愛のないセックスを数回経験しましたが
楽しくなくもういいやって思ってしまいました。

本当に性欲を満たしたい人も大勢居ると思うのですが、
心境をもっと詳しく知りたいです。
性依存はやはり辛いものなのでしょうか?

(※引用の許可はいただいております。)

僕はセックスについて、こんな記事を書いてきました。

 

 

そこで、今回は性依存者が一体どんな心境なのか、僕が実際に思ったこと・思っていることをより詳しく書いていこうと思います。
では、いきましょう。

「セックスがしたい!」と思う瞬間

セックスをすること自体は悪いことだと思いません。
僕たち人間はその行為のおかげで生まれてきました。

けれど、その性行為の後に自分が一体どう感じるのか。
これがとても重要だと思います。

 

愛する人との性行為だと、きっと幸せに感じたり、満たされているような感じになると思います。
けれど僕はセックスをしても、全然そんな感情にならなかった。
それは「愛のないセックス」だから。

では、「セックスがしたい!」と思う瞬間は一体どんな時だと思いますか?

僕は「愛のあるセックス」を望んでいるわけですが、恋人がいるわけではないので「愛のあるセックス」をすることは難しい。
好きな人とかがいれば、また別ですが。

 

僕はかなり寂しがり屋だと思います。
だから、「セックスがしたい!」と思うのは寂しい時。

他にも、嫌なことがあった時、色々と忘れたい時、自分をぐちゃぐちゃにしたい時。
そんな時に「セックスがしたい!」と思います。

心に欠けている「何か」を埋めたくてセックスに走る。
イメージとしてはそんな感じだと思います。

 

「セックスがしたい!」性依存症って辛いの?

今回いただいたメールで、「性依存はやはり辛いものなのでしょうか?」という質問がありました。
僕の答えは「辛い。」ですね。

確かにセックスは気持ちいいし、僕は好きです。
けれど、それが依存になってしまうととても辛いです。

「愛のあるセックス」ならば良いのですが、性依存症によるセックスは愛があるとは限りません。
一夜限りなんて当たり前です。

そんな「愛のないセックス」をした後は、罪悪感や不安感、「なんて自分はクズなんだ」という自分を責める気持ちがたくさん出てきます。

 

セックス中毒w
なんて興味本位の記事やからかったりする記事もたくさんありますが、当事者としてはとても辛いです。

「愛のないセックスはしたくない!」って思うのに、やめられない。
そして、どんどん自分がダメになっていく感覚と増えていく性感染症。
「いつになったらやめられるんだろう。」という不安感。

メールをくださった方の言葉を使うと、「楽しくない、もういいや。」って思うのに、一向にやめられない。
これが性依存症の辛さです。

 

僕はいつも助けを求めていました。
けど、その助けを求める矛先もセックスになってしまっていて、まさにカオス。

こんな僕を受け入れてくれて、「変わらなきゃ!」って思える人に出会えたらきっと性依存症は終わるのかな。って思います。
事実、僕に恋人がいた時は性依存症は収まっていました。(ほんの数回、衝動的に愛のないセックスに走ってしまった時もあったけど。)

だからこそ、この性依存という状況から僕を引っ張り出してくれる人が必要なのです。
他人任せに思われるかもしれませんが、自分ではどうにもできないのが依存なんです。

必要なのは、「寛容と愛」なのかな。って僕は思います。
やめられるのなら、こんな依存はさっさとやめてしまいたい。

 

「セックスがしたい!」僕はとても弱い人間だ

僕は、自分がとても弱い人間だと思います。
寂しくても、嫌なことがあっても、満たされなくても、そんな時にセックスに逃げない人だってたくさんいます。

セックス以外での感情の埋め方を僕は知らない。
たぶん、そこが問題だと思います。

 

時々、自分がわからなくなることもあります。
「本当はセックスが大好きで、セックスのことばかり考えているオカシイ奴なんじゃないか?」
とか、そう思ったり。

でも、そうだったとしたら、きっとセックスだけで満たされるはず。
けど、僕はセックスだけでは満たされない。むしろ罪悪感や不安感が増してくる。

こんなことが「愛のないセックス」の後とかに、ぐるぐると僕の頭の中を駆け巡ります。

 

「セックスがしたい!」僕が本当に言ってもらいたい言葉

寂しい時、嫌なことがあった時、色々と忘れたい時、自分をぐちゃぐちゃにしたい時。
そんな時にセックスに走ってしまう僕ですが、そんな時に言ってほしいなって言葉が何個かあります。

そんな言葉をかけてくれる存在が現れたら、自ずと性依存症は終わっていくでしょう。
最後に僕が本当に言ってもらいたい言葉を箇条書きにして終わろうと思います。

【僕が本当に言ってもらいたい言葉】

  • そのままでいいんだよ。
  • 今まで辛い思いをしてきたんだね。
  • 頼ってもいいんだよ。
  • 一人じゃないよ。
  • 大丈夫だよ。

 

ありがとう!

んじゃね!

 

セックス依存でもあり恋愛依存症でもある僕が参考にしている本